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システムトレーダー、ツチヤのひとりごと > ツチヤのひとりごと > そうだ、そのとおり!(笑)
2008年08月03日(日) 00:20 « 前の記事   次の記事 »

そうだ、そのとおり!(笑)

ぐっちー氏の「長嶋さんのサッカー論」↓が面白かった。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/914cfc827e1941405d544593f671f013

特に、↓次のコメントに注目していただきたい。
「だから、彼らは本当に正しい取材源の人には相手にされなくなり、それでも会ってくれる、名前が売りたいいい加減な奴か、根本的に間違った情報源から間違った情報を取ってくるパターンが多く発生する・・・ということです。」

これは私の体験から言っても、まさにそのとおりなのだ。(^^;)
他の分野でも当然そうだと思うが、金融の分野でもきちんとした知識や経験を持ち、状況が良くわかっているような人は忙しいし、その人も人間だから自分の話をきちんと理解してくれない人を相手に何時間も時間をすごすようなことはしたくない。 自分の言ったことが、恣意的か否かは別にして、曲解されたあげくねじまがって報道されるリスクを犯すわけにもいかないし。 だから、勢い取材に応じるときには相手を選ぶことになる。

その結果どういうことになるかというと、ぐっちー氏の言うように、マスコミの取材に応じるのは過半が「名前が売りたいいい加減な奴か、根本的に間違った情報源」になってしまうのだ。 信じられないかもしれないが、これは本当にそうなのである。 このばかばかしい現象は、一般にというよりマスコミが理解できない分野、多少なりとも専門性を要求される分野であるほどその傾向は強い。
 
 
 
私が以前勤務していた金融機関に、全然仕事をしない年配の御仁がいた。 彼は若かりし頃、リテールのドブ板営業で個人投資家相手に多くのハメコミを行い、その成績が評価されて同期の間でも出世が早かったのだそうだ。 その意味ではある方面に関しては頭の回転が良い人物だったのだろう。

だが、営業成績が評価されて役職を与えられ、他の部署で責任ある立場に就いたら個人投資家相手のダマテン以外はまったく仕事ができない。 デタラメをしゃべって強引に何かを買わせるという個人投資家相手の得意の手法は、それ以外の分野では通用しなかったわけだ。 だから次第に彼は仕事を任されなくなり、実質的に社内で誰も相手にしなくなった。 本人も新しいことに取り組んで仕事の幅を広げようとか、地道に勉強したり謙虚に周囲の声に耳を傾けたりするということには全く関心がなかったようだ。 それでも本人は自分は極めて優秀だとずっと勘違いしていたようで、仕事は全然しないのだが、やたらと周囲に威張り散らすという日々をすごして何十年かたった。

当時、彼は年功序列の世界で、役職だけはそこそこ高いところにいて、ある部署の名目上の責任者になっていた。 古い体質の企業では若い頃の営業成績がいまだにものを言っていたせいでもある。 だが、仕事はまったくない。 誰も彼を信頼していないし仕事を頼もうともしない。 それに得意先や他部署からは「あのバカを二度と連れてくるな!」ときつく言われているので部下もなるべく彼に関わらないようにしていた。

そういう状況で彼は職場に来てなにをしていたかというと、一日中電話でしゃべっていたのでる。 それもほとんどすべてが口からデマカセのいい加減な話をだ。(^^;) 

本人いわく日K新聞(仮名)を初めとしたマスコミの記者が次々と自分に電話をしてきているそうで、一日中その取材に答えているのだとか... そして、新聞や雑誌などに珍妙な記事がでると、「これは俺が話したことだ!」などと威張って吹聴するのであった。 

だが、彼は金融に関する実務を全く知らない、経験もない。 彼にあるのははるか昔に個人投資家相手にしゃべっていたホラ話やデタラメを現代風に味付けしてしゃべる技術(?)だけであった。 もちろんそのほとんどはウソであった。

しかし、彼のそういった話をありがたがって聞いて記事にしてしまう記者が現実に少なくないのである。 逆に言えば、過半の記者は、当時も今もこの御仁のような「名前が売りたいいい加減な奴か、根本的に間違った情報源」にしか相手にしてもらえないのだ。 

私たちが読んでいる新聞や雑誌の記事のカナリの部分はこうしてできているのである。 悲しいことである。今でも多くの金融関係者は「日本にはちゃんとした金融関係のメディアがひとつもない」と言って嘆くが、これが現実なのである。 だから普通の人は皆、1次情報にあたるか、もしくは海外の報道だけをみて、日本の報道はあまり見ないようにしているのである。
 
 
 
 
ところで、マスコミは本質的に素人であり、ことの真偽を判断できないという傾向を逆に利用して、取材源の少ない特定の産業分野においては、自分たちの都合の良いように報道を偏向させるということが行われることがある。 ネット上で具体名は挙げにくいが国策にかかわるような産業のことである。 当然事実を知る内部関係者はその奇妙な偏向に気づくが、誰も外部には事実を話さない。 10年、20年という時を経て、外圧でもかからなければ真実は明るみに出ない。 ちょっと恐ろしいことである。




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この記事に対してのコメント

私がディーラーやってた時のこと、
隣の雑用しかしていない部署の課チョーが、新聞社の電話取材で、相場概況を流暢に話していた事がありました。
衝撃的でした。ディーラーよりも詳しいw
しかもデタラメw
さらに毎日ww

僕の世界の人たちもテレビや新聞に出たりしてる人達はうさんくさい人多いですね。そのうさんくさい人々が喋ったことが僕らの世界の公式見解として流布されてしまうしまつ・・・・
「それは流石にいかんでしょう」との事でまともな人も極力取材受けることにしてるのですが、厳密に話すと断定的な事はまず言えませんしスパッとした結論も出せません
やっぱりスパッと分かりやすい嘘を喋るうさんくさい人がマスコミに重用されちゃうんですよね。
また曲解や結論ありきの取材も問題で1時間ほどの取材を受けて新聞みたら言ったのと真逆の結論の記事が載っていたり、彼らの考えにあった部分だけ抜き取って記事にされてたり・・・フヒヒ

>国策にかかわるような産業
ニュークリア関係ですかね。
どっちに偏向していくんでしょうか。

非常に皮肉な話というか、今回例に挙げられた人物が、私のぐっちー氏に対する印象とぴったり重なりました。
この方が上手くまとめられています。
http://blog.livedoor.jp/actok/archives/65018856.html


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